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大雪山縦走3泊4日(赤岳~トムラウシ山)登山ガイド

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大雪山縦走3泊4日(赤岳~トムラウシ山)登山ガイド

大雪山「赤岳~トムラウシ山」を3泊4日で縦走するプランをご紹介します。

北海道三大縦走路のなかで、最も人気があるのが大雪山縦走です。変化に富んだ自然環境をうかがい知り、スケールの大きさを体感できます。

ゆとりのあるスケジュールですので、時間に追われることなく景色や花々を眺めたい、年齢的に無理がきかない、縦走初心者、子ども連れのファミリー向きです。

2022年8月に家族で縦走したときの情報をもとにお伝えします。

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大雪山縦走は赤岳スタートがいちばん楽

大雪山縦走4ルート地形図

大雪山縦走といえば「旭岳~トムラウシ山2泊3日」が一般的ですが、実はこの行程、健脚向きです。ロングコースなので、脇目も振らず、ひたすら歩き続けなければなりません。

景色をじっくり味わう余裕はなく、途中悪天候で停滞しようものなら、残りのスケジュールは殺人的になってしまいます。

無理をすれば事故を誘発します。

2009年に8名が低体温症により死亡したトムラウシ山遭難事故は、まさしくこの行程の最終日に起きています。雨と強風のなか出発を強行したことが悲劇を生みました。

これから紹介する「赤岳~トムラウシ山3泊4日」の縦走は、赤岳からスタートします。なぜなら楽だから

実は、縦走は初日がいちばん辛い。4日間の食料がフルに入った荷物は重いし、体はまだ慣れていません。しかも、小5の子供を連れています。辛い思い出にはしたくありません。

 

どこのコースが楽なのか判断する際、人の感覚は意外と当てになりません。コース定数でルートの難易度を算出すれば簡単に比較できます。

コース定数とは「歩行時間(参考コースタイム)」「総距離」「累積標高差」の3つから算出する1~100前後の数値で、体力的な難易度を示すものです。「登山の運動生理学とトレーニング」の著者である山本正嘉さんが定義しました。

1.8×行動時間(h)+0.3×歩行距離(km)+10.0×登りの累積標高差+0.6×下りの標高差(km)=コース定数

 手計算は大変なので、ヤマケイオンライン内の「登山地図&計画マネージャ・ヤマタイム」を使いました。登山計画を使うとコース定数を自動計算してくれるので便利です。

結果がこちら。

スタートゴール距離累積標高差コース

定数

登り下り
赤岳 銀泉台白雲岳避難小屋

(キャンプ指定地)

約6.7km741m237m16
緑岳 大雪高原温泉約5.2km874m118m17
黒岳 黒岳7合目リフト乗り場約8.8km952m490m21
旭岳 ロープウェイ姿見駅約10.3km1,071m625m24

コース定数の目安~10前後 初心者向き/20前後 一般的な登山者向き/30前後 日帰りなら健脚者向き/40前後 日帰りでは困難

 体力的に最も楽なコースは赤岳、反対に旭岳は最もタフなコースだとわかります。

 

こちらは各コースの高低図です。

●赤岳スタート

赤岳高低図

 

●旭岳スタート

旭岳高低図

 

●緑岳スタート

緑岳高低図

 

●黒岳スタート

黒岳高低図

 

大雪山縦走はどのルートもスタート直後に標高を稼いで、あとはほぼ平行移動のイメージです。赤岳は徐々に高度を上げるのに対し、旭岳は頂上まで一気に高度を稼ぐことが見て取れます。

百名山踏破にこだわらないのなら、標高差が少ない赤岳スタートを選ぶと、体への負担を軽減できるというわけです。

 

 

1日目 銀泉台~赤岳~白雲岳避難小屋・キャンプ指定地

銀泉台~白雲避難小屋 マップ

スタートゴール総距離標準コースタイム(休憩は含まない)
銀泉台白雲岳避難小屋

(キャンプ指定地)

約6.7km約4時間

 

縦走のスタートは銀泉台から。標高1,500mまで車で入ることができる赤岳への最短ルートです。駐車場は広く、トイレも完備。ここで最終チェックをして出発です。

銀泉台

 

赤岳は大雪山屈指の紅葉の名所として有名です。訪問時の8月は、最後まで残っていた雪渓が溶けて、遅まきながら顔を出したチングルマやエゾコザクラ、アオノツガザクラが花をつけていました。

急登はほとんどありません。少し登れば踊り場があって、息を整えるために立ち止まれば目前に素晴らしい景色が広がります。重たい荷物を背負った登山者に優しいコースです。

駒草平から赤岳頂上直下の登りが見えました。ここが初日いちばんの急登です。

赤岳 駒草平

 

岩が積み重なった赤岳の山頂からは、旭岳や白雲岳、北鎮岳、黒岳、鳥帽子などがズラリと並ぶ大パノラマが広がります。

赤岳山頂

 

ここから南に進路を変えて、見渡す限りの岩レキ台地に刻まれた道を歩きます。

赤岳~白雲岳

 

旭岳方面からの縦走路と交わる白雲岳分岐です。余裕があれば、白雲岳まで足を延ばしてみるのもいいでしょう。

白雲岳分岐

 

分岐に荷物をデポして白雲岳をアタックする登山者が複数見られました。北海道各地で、デポしたザックをヒグマが漁る事例が報告されています。このときも、周辺にヒグマが連日現れて問題になっていたタイミングでした。

ザックの食料に餌付いてしまうと、あとから来る登山者が危険にさらされます。もしも荷物を持っていけないなら、監視する人を残してください。それができないなら、潔く白雲岳まで背負っていくことです。

白雲岳分岐から南に折れて一気に高度を下げていくと、眼下に白雲岳避難小屋(キャンプ指定地)が姿を現します。

白雲岳避難小屋

 

1日目のゴール、白雲岳避難小屋(キャンプ指定地)に到着しました。

白雲岳避難小屋

 

小屋から見た高根ヶ原です。中央奥に見えるのがトムラウシ山。あそこまで本当に行けるのだろうか、と不安になるほど遥か遠くに見えます。

明日はヒサゴ沼避難小屋(キャンプ指定地)まで向かいます。高根ヶ原は縦走の目玉の1つでしたが、残念ながら明日は雨予報。この景色を目に焼き付けておきました。

高根ヶ原

 

白雲岳避難小屋とキャンプ指定地の情報はこちらの記事をご覧ください。

白雲岳避難小屋 アイキャッチ
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2日目 白雲岳避難小屋・キャンプ指定地~高根ヶ原~忠別岳~五色岳~ヒサゴ沼避難小屋・キャンプ指定地

白雲岳避難小屋~ヒサゴ沼避難小屋 マップ

スタートゴール総距離標準コースタイム(休憩は含まない)
白雲岳避難小屋

(キャンプ指定地)

ヒサゴ沼避難小屋

(キャンプ指定地)

約16.2km約7時間30分

 

今回の縦走でもっとも長いコースです。

天気は予想より悪くありませんが、いくら待ってもガスがあがる見込みがありません。ならば、早く出発したほうが良いに決まっています。雨具を着用して歩き始めました。

時折雲の切れ間から見える景色に歓声を上げつつも、急いで現在地を確認します。切り立った崖の下は高原沼です。

高根ヶ原

 

幻想的な高層湿原の忠別沼。どこから入山しても、忠別沼まで来るのは容易ではありません。大雪山の奥深くまで来たんだな、と実感が湧いてきます。

忠別沼

 

忠別岳までくると、ハイマツが登山道に覆いかぶさり、道をふさぐようになりました。ここまで足を延ばす登山者が少ないことを物語っています。飛び出た枝に足を取られて、何度も転びそうになりました。

忠別岳付近

 

忠別岳避難小屋の分岐に近づいてきました。分岐から15分程下ったくぼ地に、忠別岳避難小屋(キャンプ指定地)があります。

忠別岳

 

忠別岳避難小屋分岐を過ぎると、五色岳までダラダラ登りが続きます。すでに10km以上歩いて疲れがたまってきた体に堪えます。

五色岳山頂の標柱です。気づかずに通りすぎるところでした。よく見ると、真ん中にうっすら「五色岳」とあります。

五色岳山頂

 

大小さまざまな池塘が点在する化雲平には、木道が設置されています。木道の上には真新しいヒグマの糞がありました。

化雲平

 

単調な木道歩きに飽きてきたころ、ようやく化雲岳分岐に到着。

化雲岳分岐

 

景色を見ることができないので、この日は化雲岳に寄らず、ヒサゴ沼避難小屋へ直行します。

ヒサゴ沼避難小屋

 

2日目のゴール、ヒサゴ沼避難小屋(キャンプ指定地)に到着。

ヒサゴ沼避難小屋

 

テントを設営したら、休憩もそこそこに取水に行きます。

ヒサゴ沼避難小屋キャンプ指定地

 

水場は、ヒサゴ沼避難小屋北分岐に向かって徒歩10分くらいの距離にある雪渓です。8月は水の出が細く弱くなっていました。取水には時間がかかります。

ヒサゴ沼水場

 

今回は浄水器を新調しました。その場で飲む雪解け水は、冷たくて最高。思わず声が出るほどの美味さでした。

 

ヒサゴのテント場は、対岸のナキウサギの声が響く最高に贅沢なロケーションです。登山者はソロが多く、明日に備えて静かに時を過ごす人ばかりでした。

落ち着いたテント場なので長期滞在したくなります。ここをベースキャンプにして、沼ノ原や小化雲に足を延ばすのもいいですね。

ヒサゴ沼避難小屋とキャンプ指定地の情報はこちらの記事をご覧ください。

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3日目 ヒサゴ沼避難小屋・キャンプ指定地~化雲岳~南沼キャンプ指定地~トムラウシ山

ヒサゴ沼避難小屋~トムラウシ山 マップ

スタートゴール総距離標準コースタイム(休憩は含まない)
ヒサゴ沼避難小屋

(キャンプ指定地)

南沼キャンプ指定地約9km約6時間

 

今日は大雪の奥座席と言われるトムラウシ山を目指します。歩く距離は短いですが、途中に珍しい構造土や日本庭園、ロックガーデンがあり、見どころ満載です。できることならずっと眺めていたかった夜明けのヒサゴ沼を後にします。

ヒサゴ沼避難小屋キャンプ指定地

 

雪渓を上り詰めた先にあるヒサゴ沼避難小屋北分岐から、進行方向を北に変えて化雲岳へ向かいます。

ヒサゴ沼

 

わざわざ後戻りして化雲岳へ向かったのは、この景色を見たかったから。化雲岳から見たトムラウシ山です。この縦走で最も感動した景色でした。

化雲岳から見たトムラウシ山

 

ルート上にある構造土。構造土は凍結と融解によって土壌が動くことでできます。大雪山では至るところで見られますが、ここの模様は珍しい。円形状の模様がはっきりわかります。

ヒサゴ沼近くの構造土

円形土

 

稜線から眺めるヒサゴ沼。見事な瓢(ひょうたん)形です。

ヒサゴ沼

 

池塘が点在する日本庭園です。池と石、草木が配された自然美は庭園という名前にふさわしい。秋は水面に逆さ紅葉が写る映えスポットです。

日本庭園

 

本日最大の難所、ロックガーデンです。

ロックガーデン

 

巨岩地帯はバランス能力が問われます。バランス感覚に優れた人は、岩の上を何事もなかったように滑らかに渡ります。そうでない人は、足場を求めて一歩一歩立ち止まるので、エネルギーを消耗します。

ロックガーデン

 

遥か後方に化雲岳の出ベソを確認。高根ヶ原方面まで見えました。来し方を振り返ると感慨もひとしおです。

化雲岳

 

縦走装備を背負ったままトムラウシ山にアタックするのは避けたいので、北沼から右に折れ、山腹を巻くようにして南沼キャンプ指定地に向かいます。

南沼キャンプ指定地に向かうつもりが頂上へ行ってしまった、という話をよく耳にします。それにより疲労困憊して動けなくなり、低体温症で死亡した遭難事故もありました。

登山者の踏み跡なのか獣道なのか分かりませんが、分岐には幾重にも枝道がついているので、進むべき方向を見誤らないように注意してください。

トムラウシ山 北沼

 

3日目の宿泊地、南沼キャンプ指定地に到着です。

南沼キャンプ指定地

 

テントは携帯トイレブースからほどほどの距離に設置しました。携帯トイレブースから近すぎても扉の音が気になります。遠すぎれば夜中のトイレが大変。南沼キャンプ指定地では携帯トイレ必携です。

 

景色が見えているうちにトムラウシ山へアタックします。南沼キャンプ指定地から頂上までのガレ場は、道迷い遭難が多発するエリアです。ロープや薄っすら残る黄色のペンキを見逃さないように!とくに視界不良時は注意が必要です。

トムラウシ山 頂上直下

 

縦走の最終目的地、トムラウシ山に到着です。狭い頂上はツアー登山の一行で大賑わいでした。北海道三大縦走路のひとつ「十勝岳連邦~トムラウシ山」の締めくくりだそうで、感動を分かち合っていました。

トムラウシ山山頂

 

オプタテシケ山にかかる雲が取れるのを待ちましたが、なかなか取れません。それどころか雨雲がこちらに流れてきそうなので下山開始。

オプタテシケ山

 

池で飲み水を取水してテントに戻った途端、激しい雨が降り出しました。会話できないほど大きな雨音を立てて降り続き、テント場にはいくつもの川が出現しました。

下山の判断が遅れていたら、危うくズブ濡れになるところです。雲を見て山の天気を予測する観天望気の必要性を痛感した出来事でした。

トムラウシ山の情報はこちらの記事をご覧ください。

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4日目 南沼キャンプ指定地~トムラウシ山短縮登山口

南沼キャンプ指定地~トムラウシ山短縮登山口 マップ

スタートゴール総距離標準コースタイム(休憩は含まない)
南沼キャンプ指定地トムラウシ山短縮登山口約9km約4時間30分

 

この日は空気が湿っていて、遅くなるほど天気が崩れていくと予測。4時台に下山開始しました。トムラウシ公園まで来たところでガスがあがり、トムラウシ山の山頂が顔をのぞかせました。トムラウシ山

 

正面に見えるのは二ペソツ山。下界はそれほど天気が悪くなさそうです。そのせいか、すれ違う日帰り登山者が増えてきました。

二ペソツ山

 

下界が晴れているのに山では雨、なんてことは「登山あるある」です。山は上昇気流が発生するので天気が変わりやすい。途中からポツポツと雨が落ち始めてきました。

前トム平からコマドリ沢まで一気に標高を下げていきます。途中には巨岩地帯もあり、まだまだ気が抜けません。

前トム平手前のガレ場

 

コマドリ沢からつづら折りの登山道を登り返します。最後の登りを終えて安堵したのも束の間、今度はトムラウシ山名物「ぬかるみ」の登場です。

トムラウシ山のぬかるみ

 

アップダウンもそれほどなく、いかにも危険な場所ではありませんが、実は捻挫や骨折で年に数回ほど救助要請がある要注意エリアです。

もうすぐ到着というところで、脚の疲れもピークに達しています。自分たちも笹で滑ってバランスを崩したり、木の根につまづいたり、ヒヤッとする場面が何度もありました。最後まで緊張感を保ちながら歩きます。

そしてついに到着。総距離は約40キロ。歩きごたえがありました。

達成感をじっくり味わいたいところですが、まだお仕事が・・・。銀泉台に置いてきた車を回収しなければなりません。無事に家について靴下を脱いだら、ようやく縦走は完了です。

トムラウシ山 短縮登山口

※タイムは天候や体力、荷物の重さによって変わります。あくまでも目安としてお考え下さい。

 

 

注意点

ゆとりあるスケジュール

縦走に大切なのはゆとりです。無理をすれば事故を誘発します。

今回は重い装備を背負っているので、標準ガイドタイムの1.3倍でコースタイムを出しました。これは過去に家族で縦走やテント泊をしたときのデータをもとに算出しています。

実績は1.06倍~1.2倍。連日、予定より早く目的地に到着しています。テント設営して飲み水を作ったあとも、時間、体力、気力ともに余力が残っていました。

ということは、途中で何かアクシデントがあったとしても、リカバリーできるということ。ゆとりのあるスケジュールは、安全登山に直結しているのです。

 

水の確保

飲料水を確保できるかどうかは、縦走の可否を左右します。

「人は食べなくても3週間生きられるが、水が補給できなければ3日で死亡する」と言われています。水が確保できないなら、時期を変更するか、計画そのものを中止しなければなりません。

大雪山縦走中、登山者同士がルート上の水場の状態について情報交換する場面を何度も見ました。景色や登山道なんて話題にも上りません。

基本は雪渓の融水から取水します。雪が溶けて水枯れしたら、沢や湖沼へ場所を移します。事前確認では問題なかったが、実際行ってみたら無い。そんな事態に備えて、水場の候補地をいくつか探しておくといいです。

 

気象遭難

遭難事故のなかでも、とくに気象遭難が集中しているコースです。

天気予報は山麓の天気予報を参考にしてはいけません。そして、山の天気は変わりやすく、ときに猛烈な強風が吹きます。しかも大雪山は寒い。

大雪山は、台地に取りつくと風や雨を遮るものがなく、吹きさらしになります。避難小屋の間隔も離れています。何かあったら自分だけが頼りです。

数日間歩く縦走では、全行程で晴天が続くのは非常に稀です。悪天候に対応できる装備と技術・知識をもって縦走に臨んでください。

少なくとも低体温症については事前学習しておくこと。縦走前、縦走中は、気象チェックを一番にしましょう。

 

 

参考情報

これまで書いた記事のなかから、縦走に関連したものをまとめました。参考になれば幸いです。

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