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大雪山系「白雲岳避難小屋」宿泊とテント泊のための徹底ガイド

更新日:

白雲岳避難小屋

北海道大雪山系を縦走するなら必ず立ち寄る、いわば玄関口のような存在の白雲岳避難小屋。

避難小屋と野営(キャンプ)指定地の様子や利用方法、料金、水場、キャンプスペース、バイオトイレなどの2018年最新情報をまとめました。

白雲岳避難小屋は、黒岳石室と同様、夏山シーズン中は管理人が常駐している数少ない避難小屋です。

そのため、黒岳石室より難易度はやや上がりますが、テント泊に自信の無い人や、山で宿泊するのが初めてという人にもオススメの場所。

小屋周辺は、変化に富んだ自然が味わえる天上の世界が広がります。

ここをベースキャンプにして、高山植物が咲き誇る高根ヶ原や忠別岳、白雲岳など、数々の絶景スポットを味わい尽くすのもいいでしょう。

 

1.白雲岳避難小屋ガイド


旭岳、北鎮岳に次いで北海道で第3位の高さを誇るのが白雲岳。
白雲岳避難小屋は、その南面の山腹にあります。

大雪山を数日かけて縦走する登山者は、必ず立ち寄る場所と言ってもいいでしょう。

大きな縦走装備を背負った登山者や、ガイド率いる団体ツアー登山者などで、夏山シーズン中は常に賑わっています。

ピークは7月中下旬からの土日祝日。高山植物の最盛期には、避難小屋もテント場もほぼ満杯になります。
白雲分岐

白雲岳避難小屋の周囲には、荒涼としたガレ場の台地、ここでしか見られない固有種がそこここに咲き乱れる高山植物のお花畑、夏季も0°以下で凍結している永久凍土など、地球の営みをダイレクトに感じる世界が広がります。

白雲岳避難小屋

白雲分岐方面から見た白雲岳避難小屋

小屋が立つ場所は、近くにカール状の地形があることから、氷河で削り取られた岩石などが堆積したモレーン(氷河堆石)との説もあり、いっそうロマンを駆り立てます。

白雲岳避難小屋へのルートは赤岳と緑岳経由が一般的で、やや奥まった場所にあります。

白雲岳避難小屋

緑岳方面から見た白雲岳避難小屋

技術的にむずかしいルートではないものの、距離が長くなって少しだけ難易度が高くなった分、宿泊者数は控えめの印象です。

また、避難小屋は登山道をやや下ったところに位置するため、白雲岳をピストンする日帰り登山者がルートを外れて立ち寄る姿はあまり見られません。

ただし、周辺にはトイレがありませんし、稜線上の登山道は吹きさらしで天候が悪化したときに身を隠す場所がありません。

もしものときのためにも、場所を押さえておくといいでしょう。

 

白雲岳避難小屋の基本データ

白雲岳避難小屋

場所 白雲岳の東南東、白雲岳より道のり2km

標高1990m

山頂から避難小屋までの標準タイム(休憩なし) 白雲岳山頂から50分

赤岳山頂から60分

緑岳山頂から50分

収容人員 避難小屋60人

テント80張

避難小屋利用料 1人1,000円

素泊まり、食事の提供、寝具のレンタルなし

テント場協力金 1人300円
トイレ あり
水場 あり

※時期によっては水枯れの可能性あり

電波状況 携帯電話はまれに電波を捕捉するが不安定

※天気予報などの情報入手にはラジオを持参することをオススメします。NHKラジオが聞き取りづらいレベルです。

管理人常駐期間 2018年6月中旬~9月下旬
問合せ先 上川町役場産業経済課商工観光グループ01658-2-4058

水場に関する情報は層雲峡ビジターセンター01658-9-4400

白雲の分岐から20分ほど下ると小屋があります。
白雲岳避難小屋

キャンプ場でのテント泊も、ここで受付して料金を支払います。
白雲岳避難小屋

避難小屋の中は非常に簡素で、必要最低限のものだけが備わっています。
床は板張りで、寒さが直に伝わってきます。
白雲岳避難小屋内部

2階建て。収容人員は60人です。
白雲岳避難小屋階段

更衣室がありました。女性には嬉しい配慮ですね。
白雲岳避難小屋更衣室

室内は禁煙。火気取扱いには注意が必要です。
ガスを使って調理する場合は、悪天候でもない限り屋外にあるテーブルとベンチを利用しましょう。

ザックの中身を整えるのも、外のほうが他の利用者に気兼ねなくできます。
白雲岳避難小屋 テーブル

小屋泊した同行者によると、濡れた雨具を干しても翌朝まで乾かなかったとのこと。

2009年7月トムラウシ山で8名の登山者が低体温症によって死亡した事故では、前日に宿泊したヒサゴ沼避難小屋で濡れた衣類を乾かすことができず、翌朝濡れたまま出発して風雨にさらされたことが事故の要因の一つになったといわれています。

「濡れたら小屋で乾かせばいい」という考えでは危険ですね。

速乾性素材の機能性の高い衣類を着用する、なるべく濡らさないようにする、着替えを持参するなど注意が必要でしょう。

 

宿泊するにはどうしたらいい?

白雲岳避難小屋に宿泊するには、予約の必要はありません

避難小屋という性質上、来た者は拒まないのが原則です。
管理人が常駐していますし、「宿泊を断られた!」「空きがない」ということは考えにくいでしょう。

そのため、混雑すればするほど寝る場所が狭くなることはあります。
繁忙期にはお互い譲り合って気持ち良く利用したいものです。

寝具のレンタルはありませんから、寝袋やマットは必ず持参してください。

なお、管理人が常駐する期間は夏の一定期間ですが、避難小屋は通年利用できます。
積雪期にはハシゴを使って2階から出入りします。
白雲岳避難小屋 冬期入口 ハシゴ

 

≫参考:北海道の夏山登山の定番シュラフ比較レビュー「NANGAダウンバッグ450STD」と「ISUKAエア450X」

≫参考:北海道の夏山には、防水性と保温性の2つ理由でシュラフカバーが必要です

 

登山道協議会が管理

白雲岳避難小屋 キャンプ指定地

白雲岳避難小屋は、黒岳石室や忠別避難小屋と同じく上川町の管理下にあり、一定期間だけ管理人が常駐します。

白雲岳避難小屋の管理運営を任されているのは、大雪山国立公園上川地区登山道等維持管理連絡協議会(略して登山道協議会)。
ここから2名が派遣され、交替で滞在して業務にあたっています。

売店などはなく、静かに登山者を迎えて送り出すだけ。

絶え間なく登山者が訪れ、ビールやTシャツを販売しているリゾート感あふれる黒岳石室とは、まったく雰囲気が違います。

落ち着いた環境で、山々を眺めながら静かな時をじっくり味わいたい人にとって、最高の居場所といえるでしょう。

 

 

2.キャンプ場ガイド

白雲岳避難小屋 キャンプ指定地

避難小屋のすぐ下には、野営(キャンプ)指定地があります。

大雪山国立公園内では、野営指定地以外での野営は禁止されていますから、緊急時を除き、テントをたてるときは必ず指定地を利用してください。
白雲岳避難小屋 野営指定地

テント80張分というだけあって、非常に広く平坦です。
学校の校庭のようにキレイに整地されているので、どこにテントを張ろうが当たり外れがありません。
白雲岳避難小屋野営指定地

砂地のため、ペグは簡単に刺さります
ただし、風などで抜けないようにしっかり打ち込むこと。
場合によっては石で押さえるといいでしょう。

貸出用の大型ペグと金づちが置いてありました。
白雲岳避難小屋キャンプ指定地

ここのテント場は斜面の中腹にあるため、下から斜面を上ってきた風が収れんし、時として突風が吹き抜けることがあります。

設営時には無風でも、いつ天候が荒れるか分かりません。
横殴りの雨が降れば、ベンチレーションの穴から雨が侵入してテントが浸水することもあります。
入口の向きや張り綱のテンションなど、入念にチェックして設営するようにしましょう。

ピーク時にはテント70張を超えるとのことですから、時期によっては早めに到着してテント場を確保するといいですね。

≫参考:【レビュー】吊り下げ式登山テント「ダンロップVS40」を解説

 

3.水場

白雲岳避難小屋水場

水場は、避難小屋から20~30メートルのところにあります。

雪渓の融水ですから、そのまま飲むことはできません
エキノコックス症予防のため、煮沸するか、浄水器を通して飲用してください。
白雲岳避難小屋水場

取材時(9/10)には雪渓が残っていましたが、気象条件によっては消えてしまい、水が枯れている可能性も考えられます。

水場の状況は層雲峡ビジターセンターで事前に確認しておくといいでしょう。

ちなみに、小屋の周囲にはいたる所に万年雪があり、よほどのことがない限り、ガスとストーブを持参すれば水の確保には困りません。

エキノコックスの卵は、60~80℃で5分、100℃では1分以内に死滅します。
山では水の沸点が低くなりますから、飲料水を作る時は沸騰してもしばらく加熱を続けるようにしましょう。

◆北海道の山の水場事情を知りたい方は、こちらの記事をどうぞ。

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4.バイオトイレ

白雲岳避難小屋トイレ

小屋の脇には、EM菌を利用したバイオトイレが併設されています。

個室が2つ。
白雲岳避難小屋トイレ

汲み取り式です。
白雲岳避難小屋トイレ

数年に1度、ポンプなどで吸い上げてヘリで搬送し、下界に運びます。
負担を軽減するために、糞尿以外、使用済みのティッシュも全て持ち帰ります。
白雲岳避難小屋トイレ注意蛾来

◆北海道の山はトイレが整備されていません。トイレ事情については、こちらの記事に詳しく書いています。

トムラウシ山 南沼キャンプ指定地 トイレブース
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5.気温と服装

北海道の山の気象条件は、標高をプラス1,000メートルして考えるとちょうどいいでしょう。

1900mに位置する白雲岳避難小屋は、本州の2900m程度の山岳気候に相当すると考えて服装や装備を準備しておきます。

 白雲岳避難小屋(標高1990m)付近の気温をみてみましょう。

気温(推定値) 6月 7月 8月 9月
最高気温 9.7℃ 13.3℃ 12.5℃ 8.0℃
平均気温 5.8℃ 10.1℃ 10.2℃ 5.1℃
最低気温 -0.2℃ 5.6℃ 6.5℃ 1.4℃

参考:「白雲岳避難小屋(基準標高1990m)付近の気温」ヤマレコ

あくまでも推定値ですが、体感的にもほぼ間違いありません。

風が強いと体感温度はもっと低くなります。
装備に関しては、もっとも過酷な状況を想定しておくと安心です。

北海道の山では、7月でも低体温症で死者がでることもあります。
真夏はとかく熱中症対策ばかりに意識が向いてしまいがちですが、同時に寒さ対策も万全にしてください。
厚手のフリース、ダウンの薄手のジャケットやパンツなどの防寒着は、常にザックに入れておきましょう。

9月9日赤岳登山口で見かけた登山者

9月9日赤岳登山口で見かけた登山者

9月に入ったら、いつ雪が降ってもおかしくありません。
2017年9月10日には、白雲岳山頂付近で初雪が舞ったとの報道がありました。
紅葉狩登山には、冬用の帽子と手袋は必携です。

宿泊時の寒さ対策ですが、寒さの感じ方は男女差も大きく、テント泊なのか小屋泊なのか、どのくらいの広さに何人で寝泊まりするのかといった条件でもかなり違ってきます。

外気温がダイレクトに伝わるテント泊では、気温が氷点下まで下がったときのことを考えて準備したほうが安心です。

寝袋は最低でも-6℃(限界温度)グレードのダウン製。
シュラフカバーも必要です。
小屋泊ならもう少しグレードダウンしてもいいかもしれません。

シュラフカバーは寝袋を濡らさないようするだけでなく、防寒としての役割も果たします。

他にも、断熱効果の高いマットや防寒着を持参するなど、総合的に防寒対策を講じてください。

◆「どのくらい寒いの?」北海道の山の気象についてより詳しく知りたい方は、こちらをどうぞ。

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◆北海道の夏山で使う寝袋について知りたい方は、こちらをどうぞ。

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◆シュラフカバーについての記事はこちらから。テント泊するならシュラフカバーは必需品です。

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6.注意したいこと

避難小屋に貼られていた注意書きです。
白雲岳避難小屋注意書き

忠別・ヒサゴ・白雲避難小屋に宿泊される方はテントを持参しないと宿泊できないことがありますので 次の山行には小さなテントでも良いので次からは必ず持参ください

「避難小屋だから来た者を拒まないんじゃなかったっけ?!」と疑問に思われるかもしれませんので、北海道の山小屋事情についてお話します。

北海道には、本州にあるような設備の整った営業小屋はありません。
あるのは避難小屋。
文字通り緊急時に避難する場所であって、宿泊を目的にするところではありません。

そのなかでも白雲岳避難小屋と黒岳石室は、有人で宿泊料金も定められ、宿泊を前提にした受け入れ態勢にあるという点で非常にまれな存在です。

ですが、基本は避難するための小屋であることに変わりありません。
北海道での山中泊は、テントを持参し、食料や寝具も自分で担いで登るのがのセオリーなのです。

さらに、白雲岳避難小屋よりも大雪山の奥深くにある忠別岳避難小屋やヒサゴ沼避難小屋は、訪れる人も少なくなるため、施設の規模が格段に小さくなります。

忠別岳避難小屋は収容人員が30名、テントは15張。ヒサゴ沼避難小屋は収容人員は30名、テントは30張。
管理人はいません。

残念ながら、小屋を宿泊場所として当てにしたツアー登山が後を絶たず、時期によっては10~20名規模の団体が複数利用することもあるのが現状です。

大人数の一団と運悪くかち合ってしまったら、避難小屋に「宿泊できないことがある」というのも、あながち大げさな話ではないのです。

「すし詰め状態だった」「後から来た人があきらめて次の避難小屋へ移動した」など、身近で聞いたことがある話です。

また、北海道では避難小屋と次の避難小屋の距離が離れています。

小屋に宿泊するつもりでも、道中での天候の急変や体調不良、宿泊できなかった場合などの不測の事態に備えて、ツエルト(簡易テント)や小型テントを持ち歩くことを推奨します。                                              

◆ツエルト(簡易テント)について知りたい方はこちらをどうぞ。

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◆北海道ならではの山小屋事情を知りたい方はこちらをご一読ください。
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7.周辺の景色

白雲岳避難小屋へ向かう道中で見た景色をお届けします。

ウラジロナナカマドの紅葉トンネル

ウラジロナナカマドの紅葉トンネル

深紅のウラシマツヅジ

深紅のウラシマツヅジ

奥の平からみた紅葉

奥の平からみた紅葉

赤岳山頂から見た雄滝の沢

赤岳山頂から見た雄滝の沢

赤岳山頂から見た白雲岳

赤岳山頂から見た白雲岳

小泉岳分岐への荒涼とした台

小泉岳分岐への荒涼とした台地では構造土が見られる

烏帽子岳(中央)と黒岳(左)

烏帽子岳(中央)と黒岳(左)

白雲岳山頂から火口の縁についた登山道を振り返る

白雲岳山頂から火口の縁についた登山道を振り返る

 

 

8.周辺の山

白雲岳避難小屋をベースキャンプにして楽しめる周辺の山々を紹介します。

白雲岳

白雲避難小屋からのガイドタイム:登り1時間10分/下り50分

白雲岳山頂から火口の縁についた登山道を振り返る

北海道第3位の高さを誇る白雲岳。
白雲避難小屋に泊るなら、朝飯前に登れる距離にあります。

火口の縁についた登山道を進み、直下の急な巨石ガレ場をのぼりつめた先にある頂上は、大雪山の内側から山々を望むことができる展望台。
白雲岳火口

近くには旭岳の後ろ姿、遥か遠くにはトムラウシや十勝岳連峰が望めます。
旭岳

 

赤岳

白雲避難小屋からのガイドタイム(白雲分岐経由):登り1時間10分/下り1時間

赤岳

1517mまで車で登れる初級コースとあって、多くの登山客が訪れるのが赤岳。
大雪山屈指の紅葉の名所として、全国的にも名前が知られています。

赤岳紅葉

登山口からすぐの斜面は紅葉目当ての観光客も多い

白雲岳避難小屋から赤岳へ向かう途中、小泉岳山頂付近を通ります。

月面世界のような広くて平らなガレ場は、山というにはあまりにもなだらかで、気をつけないとうっかり通り過ぎてしまうほど。

小泉岳

板垣新道分岐から小泉岳への稜線(右)は高山植物の宝庫

実はそこから緑岳への稜線は、高山植物の宝庫だということはあまり知られていません。
ホソバウルップソウなどの固有種を観察するには穴場的なコース。
赤岳往復するときは、こちらのルートも通ってみるといいでしょう。

 

緑岳 

白雲避難小屋からのガイドタイム:登り1時間/下り50分

緑岳

ハイマツ塔の針葉樹が多いことから名づけられた緑岳。
白雲避難小屋からは、あっという間の1時間コースです。

緑岳展望

緑岳山頂から見た高根ヶ原

展望の良い山で、白雲岳や旭岳、高根ヶ原、忠別岳、遥かにトムラウシまで望むことができます。

緑岳第一花園

緑岳 第一花園の高山植物の群落

花の時期に行くなら、山頂から更に先の第一、第二花園まで足を延ばし、群れをなして咲く高山植物を見に行くことをオススメします。

 

高根ヶ原

白雲避難小屋からのガイドタイム:往路50分/復路1時間10分

高根ヶ原

白雲岳と忠別岳の間の南北約7kmに渡る一帯が高根ヶ原。
大雪山の奥座敷に続く長い一本道です。

高根ヶ原

忠別岳方面から見た高根ヶ原と白雲岳

東側は断崖絶壁の下に高原沼を望み、西側には永久凍土の台地と高山植物の群生地が広がります。

縦走しなくても味わえる大雪山の核心部。
白雲岳避難小屋に泊ったら、ここに行かずして山を降りるのはもったいない。

 

忠別岳

白雲避難小屋からのガイドタイム:往路3時間30分/復路3時間50分

忠別岳

 ここを目指して来るよりも、縦走の途中に頂が踏まれることが多い忠別岳。

白雲岳避難小屋からはアップダウンはさほどありませんが、距離を歩くという意味でボリュームのある日帰りコースです。

忠別岳から高根ヶ原方面を振り返る

忠別岳から高根ヶ原方面を振り返る

忠別岳までのルートは、足元にはお花畑、顔を上げれば360度の絶景。
美しい景色に誰しもが歓声をあげるでしょう。
極楽浄土があるとしたら、こんな場所かもしれません。

 

いずれのガイドタイムも、「北海道 夏山ガイド」を参考にした「休憩なし」の標準ガイドタイムです。
個人差がありますので、ご自身の経験や体力を加味して判断してください。

高根ヶ原の分岐から大雪高原温泉まで「沼巡り」ができるコースがありますが、ヒグマが頻繁に出没するため、高い確率で閉鎖されています。

ここではおすすめルートとして紹介しませんが、万が一にも通れることがあったら、それは千載一遇のチャンスです。
予定を変更してでも行ってみる価値あり!と付け加えておきます。

 

◆黒岳石室も詳しくレポートしています。

黒岳 石室
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参考
「避難小屋・キャンプ場・野営場の情報」大雪山国立公園連絡協議会
「北海道 夏山ガイド」梅沢俊、菅原靖彦著 北海道新聞社
「トムラウシ山遭難はなぜ起きたのか」羽根田治、飯田肇、金田正樹、山本正嘉 ヤマケイ文庫

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