登山では、危険な場所で身を守るときだけでなく、テントの設営や装備をまとめるときにもロープを使います。
覚えておくと便利なロープの結び方はたくさんありますが、欲張ったところで日ごろから使っていないと忘れてしまうものです。
1つだけ覚えるとしたら何がいいか考えた結果、登山やキャンプで最も使用頻度が高く、応用範囲が広いマスト結びを選びました。
暗闇でも結べるほどしっかり覚えて、体に叩き込んでしまいましょう。
1.マスト結び(インク・ノットまたはクローブ・ヒッチ)の特徴
マスト結びは、古くは船舶関連で使われていたロープを物体に結びつけるための結びです。
特徴は
①簡単に結べて簡単に解ける
②いったん結んだ後でもロープの張り調整が簡単にできる
登山では、激しい風雨にさらされながらテント設営することもあります。過酷な環境下では、動作を素早く行えることは身の安全に直結します。
自在結びやてこ結びなど、マスト結びに代わる結びは他にもありますが、スピードではかないません。
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2.こんな時に使用します
ペグが刺さらない場所でのテント設営で、砂を入れた袋や石などを使って張り綱する

鳩目(穴)がないシートの四隅などを結んで木に結びつける

ペグなどをまとめる

物干しロープや柵を作る

わたしは直径6ミリ、長さ3メートルの細引きを2本持ち歩いています。何にでも使えるので重宝しています。
3.結び方
輪を二つ作ります。ロープの重なりが二つとも同じになるようにします。

輪を重ねます。ここがポイント!右の輪が下に入ります。

このようになります。

結びたいものに通します。

両側を引っ張って完成。

立木など、輪を通すことができない場合の結び方