登山中にもっと手軽に一眼レフで写真を撮りたくて、カメラバッグを購入しました。
ザックを背負ったままでも簡単に取り出せて、重量のある一眼レフを持って山に登るハードルを一気に下げてくれました。
わたしとしてはかなり満足しています。
購入したのはロープロのカメラバッグです
体の正面に装着することができます
単体ではごく普通のショルダーバッグ式ですが、別売りのストラップを使うと体の正面に装着できます。
すぐに取り出せて、ササっと収納!
ストラップがカメラの重量を分散してくれるので、重さも感じません。
カメラの出し入れが簡単だと、精神的にもこんなに楽になるとは想定外のメリットです。
今までどれだけ一眼レフの持ち運びに苦痛を感じていたのでしょうか…。
収納しているときに両手がフリーになるのも、安全上重要なメリットです。
背面ループにザックのベルトを通すこともできますが、左右どちらかに重さが偏ってバランスが悪くなりますし、場所によっては体に当たるのでオススメしません。
カメラを保護する緩衝材とレインカバー付き
カメラ専用バッグなので、カメラを衝撃から守るためのクッションが入っています。
クッションの厚さは約1cmで、登山用用途としては必要十分に感じます。
バッグ背面にレインカバーが縫い付けられているので、急な雨でも安心です。
「縫い付けられている」というのがポイントでして、風で飛ばされたり、落として失くすことがないのは非常にうれしい設計なのです。
さっと取り付けさっと収納できるのが、なにかと忙しい登山にはありがたいです。
少々の雨なら大丈夫ですが、ザックカバーのように体側まで覆うことはできませんから、土砂降りのようなときはザックの中に収納すべきだと思います。
そもそも土砂降りでは撮影はできません。感覚として何とか撮影できる雨量ならレインカバーで対応できます。
サイズは3つ
購入したのは、3種類のサイズがあるなかで中間の大きさ4.3Ⅼサイズです。
カメラ(CanonEOS7D)とレンズフード(TAMRON18-270mm)を付けたままの状態で収納できます。
私はやりませんが、バッテリーグリップを付けた状態でも、キツキツではありますが収納できました。
意外と安い
快適さを味わってしまったから言うわけではありませんが、価格は意外と安くコストパフォーマンスは抜群です。
ロープロのカメラバッグを3種類紹介します。
◆下位モデル Lowepro カメラバッグ トップローダーズーム 45 AW2 2.2L
※コンデジやミラーレス用
◆紹介モデル Lowepro カメラバッグ トップローダーズーム 50 AW2 4.3L
※一眼レフ用(EOS Kiss X9i,7D,5D/Nikon D3400,D850等)本体+レンズ長さ22.5㎝まで
◆上位モデル Lowepro カメラバッグ トップローダーズーム 55 AW2 5.5L
※超望遠レンズ対応、本体+レンズ長さ29㎝まで
一眼レフを持ち運ぶ方法
一眼レフを担いで山に登るときは
- ザックの中に収納する
- 首からぶら下げる
- カメラバッグに入れる
といった方法が考えられます。
ザックの中に収納する
長い間この方法をとっていましたが、ひと言でいうと「大変」。
カメラの保護という点では安心ですが、写真を撮るたびにザックを下ろす必要があり、
「写真を撮るのが面倒になる」
「そもそも一眼レフを持っていくのをためらう」
という状況にありました。
ザックの中の取り出しやすい位置にカメラを入れると、ザックの重量バランスが悪くなるという悲しいデメリットも発生します。
首からぶら下げる
次に試したのが首からぶら下げる方法でしたが、これもひと言で表現するなら「疲れる」。
シャッターチャンスを逃さない良さはありますが、カメラが左右に振られるので、木や岩などにぶつけないよう片手を添えていなければならず常に「ハラハラ・ドキドキ」。
しかも突然の雨で濡らしてしまう可能性もありますし、突風で砂埃がレンズに入り込む恐れもあります。
片手がふさがってしまうのは山に登る上で安全上問題でもあり、いろんな意味で困難を感じる方法です。
カメラバッグに入れる
あるとき、プロガイドが自分が率いる縦走ツアー登山客を一眼レフ撮影しているのを目撃しました。
あっという間にカメラを取り出して撮影し、収納。
そのとき初めて抱っこちゃん状態のカメラバッグを見て「こんなものがあるのか!」と帰宅後すぐに調べて購入しました。
ロープロのカメラバッグがオススメなのは下記の人かと思います。
・一眼レフでいい写真を撮りたいけど、撮影がメインではないので時間をとられたくない人
・登山中の動作に妨げにならず、かつ気軽に一眼レフを出し入れできるカメラバッグを探している人
・男性
縦走登山で使ってみましたが、いちいち巨大な荷物を下ろす必要がなく、ササッと懐から撮りだせるのでストレスがありません。
「カメラを取り出して撮影し、カメラを収納する」という一連の動作は意外と時間がかかりますからね。
天気が良くて埃が少ない状況なら、カメラバッグの上蓋を開けっ放しにしてカメラを入れておけば、登山中すぐにカメラを取り出せますし、カメラが左右に揺れることがありません。
わたしの場合、いつもカメラ本体のストラップを首にかけているのでカメラが落下する心配はなく、カメラバッグの上蓋はほとんど閉めません。
カメラバッグの専用ストラップがカメラの重さを分散してくれるので、重量感も感じませんし、非常に快適。
大きくて重たい一眼レフを持って登山するというハードルを一気に下げてくれて、わたしとしてはかなり満足しています。
デメリットをあげるなら、足元が見えにくいことでしょうか。
ただし、歩くときは視線がもう少し先に行くのでそれほどではありません。
実際、28kgの縦走装備で大雪山の岩場を歩きましたが、問題はありませんでした。
お腹が出ている人は要注意かもしれません。
ということで、「登山中に気軽に一眼レフで写真を撮りたい人にオススメのカメラバッグ」をご紹介しておきます!
付属のアクセサリー
体の正面に装着するためには、付属のストラップが必要になります。
これがないと、このカメラバッグの最大のメリットもなくなりますのでご注意を。