『コンパスの使い方が良く分からない』『読図に自信がない』
本で読んだり人に教わるとその場では分かったつもりになるのですが、いざ自分でやろうとすると『あれ?どうやってやるんだっけ?!』となってしまいがちです。
そんな方のために、『コンパスの使い方』を納得いくまで練習できるように『動画』をつくりました。ぜひご覧ください。
Contents
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1.地図に磁北線を引く
【東京駅(現在地)から東京スカイツリー(目的地)に行く】想定で、地図に磁北線を引く過程の動画です。
2017年現在、東京都内の西方偏位は7度20分なので、10進法にすると7.3度の磁北線となります。
左に少し傾いた線(磁北線)が引けました。
磁北線の間隔は広すぎると現地で苦労します。
地図を見るのに差し支えない程度に細かく引くことをおすすめします。
2. 進行方向を割りだす
①地図とコンパスで目的地の方角を調べる
【東京駅からスカイツリーに行く】例で、目的地の方角を調べる方法を説明します。
- 現在地:東京駅
- 目的地:スカイツリー
これで東京駅から東京スカイツリーの方角が55°だとわかりました。
②セットしたコンパスを進行方向に向ける
目的地(東京スカイツリー)の方角が分かったら、現在地(東京駅)ではコンパスをこのようにして持ちます。
このようにできたら、コンパスの示す方向に歩きだしましょう。
3.現在地を特定する
① 目標物の方角を調べる
【上野駅】と【スカイツリー】の両方が見えています。
※実際は、設定した現在地から上野駅は見えませんが、例として取り入れています
それぞれの方角をコンパスで読み取り、現在地を特定する手がかりとします。
これで、上野駅の方角328°、スカイツリーの方角50°が分かりましたね。
次の動画で、この2つの手がかりから現在地を特定します。
②地図に落とし込んで位置を特定する
【上野駅】の方角328°
【スカイツリー】の方角50°
2本の直線を引き、交わった場所が現在地です。
現在地は【両国駅】だと分かりましたね。コンパスは自分で何度もやって体で覚えるものです。過酷な状況の中でも素早く自然に体が動くように、何度も何度もやり直しましょう。
動画で使用しているコンパスはこちらです。
この動画を文章にしたのがこちらの記事です。
冬山への登竜門ともなる「ベアリング表」を使った地図とコンパスの使い方「上級編」は、こちらからどうぞ。